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Sinopsis

PCR法の発明者であるKary Mullis博士追悼回。PCRの原理と初期プロトコルやKary Mullisの生涯、爆速DNAポリメラーゼ、DNAを用いたハミルトン経路問題の計算(DNA computing)について話しました。Show notes Kary Mullis (Wikipedia)…PCRの発明者。1993年のノーベル化学賞を受賞 Kary Mullis (Web Site) Kary Mullis: Play! Experiment! Discover!…Kary MullisのTEDプレゼンテーション(2002)。 何か知りたいことがあれば、自分で実験し、観察し、記録し、法則性を見つけよ アイデアから始めよ、自分で試し、ドンドン改良せよ 権威に頼るな (時には必要であるが) 自分の行為に正直でなければならない Sons of Sputnik: Kary Mullis at TEDxOrangeCoast…青春時代、ロケットを作っていた話をKaryが熱心にしている。 Polymerase Chain Reaction: PCR (Wikipedia)…テンプレートDNAから目的領域のDNAを増幅させることができる。分子生物学に必須の基本方法。Denature->Annealing->Extensionのステップを繰り返すことでDNAは指数的に増幅されていく。例えば20回のサイクルではN^20=1,048,576分子に増える。 PCRのトラブルシューティングまとめ Enzymatic amplification of beta-globin genomic sequences and restriction site analysis for diagnosis of sickle cell anemia…Saiki et al. Science 1985. PCRの最初の論文。現在とプロトコルはほとんど変わっていないが、当時はDNA polymeraseとして、Klenowを用いていたため、温度を上げてDenatureさせた後はKlenowを新しく入れる必要があった (高温になるとKlenowが失活するため)。このため、サイクル反応のたびにどんどん反応容量が増えていき、最終的には14